学校でお金の話をしないわけ
学校の授業で『お金の稼ぎ方』の授業を受けたことがある人はほぼいないと思います
私も教育業界にいて、生徒に『お金の稼ぎ方』を授業で話したこともありません
しいて言えば、進路活動の一環で高卒社会人・大卒社会人の生涯年収や各職業の平均年収を話した程度です
偉そうなことを言いつつ、私もお金のことは最近まで勉強していませんでした
それこそ子供が生まれていろいろやりくりするためにも、まずはお金を知ろうと思った所です
教員として働き、定年退職後にまた非常勤講師として勤めていた方と一緒に仕事をしたときにも
「教師が最も金に縁遠い仕事だからねぇ・・・」
という発言を聞いて、確かにその通りだなと思いました(これは別記事にしたいと思っています)
その一方で『金に縁遠い仕事をしている先生にお金の話を生徒にできるか?』と危機感も抱きました
教育現場というのはお金の話を避けているように思います
- お金のためではなく、別のやりがいを持てる仕事を見つけなさい
- お金よりも大事なものはたくさんある
- お金を稼ぐことより、社会に貢献できるようなことをしなさい
エトセトラエトセトラ
言っていることが間違っているわけではないです
お金がすべてではない と言いつつも 先立つものは金 これが現実です
資本主義社会の日本において、お金を学ぶのも十分大事なことのように思います
私も教えてほしかったお金の話
正直自分も社会人になってからお金の知識不足で困りました
- クレジットカードってどんな仕組みなの?
- 社会保険??国民健康保険??いつ払っているの??
- 税金って消費税以外こんなにあるの??? え、控除とかあるの???
- 年末調整???? 確定申告???? 何が違うの????
- 株式投資って競馬とかパチンコと同じギャンブルでしょ…え、違うの?????
挙げたらきりがありません
その中でも特に教えておいてほしかったと思うのが以下の3つ
① お金の稼ぎ方
② 年末調整・確定申告のやり方
③ 細かい税金のしくみと控除
ま、正直自分が中学・高校生なら
『今まだカンケーねーっし それよりポケモンやろ』
となっているでしょう。実際当事者になって困ってみないとわからないことばかりです
でも①だけでも知っておきたかったと思います
今までお金の稼ぎ方は『働く』か『印税』くらいしか知りませんでした
でもさまざま書物を読み漁ると、まったく違う世界があって、知っていたらできるか別にして、挑戦してみただろうというものがたくさんあります
なぜ誰もお金のことを教えてくれないことに疑問をもたないのか
これは「親もそのように生きてきた」からでしょう
※親の教育が間違っていると言いたいわけではありません
正確に言えば、「親世代はそれでも十分生きてこれた」ということです(引用サイト参照)
現在0.001%、かつては4.800%の時代も…郵便貯金の金利推移(最新)
http://www.garbagenews.net/archives/2392284.html
私の親世代の頃は、お金を定期預金や普通預金に預けるだけで結構利子がついていたことがわかります
また、会社も終身雇用がほとんどでした
と言うことは、倒産しない大手企業に就職出来たら“もう安泰で無問題” だったわけです
親世代はその環境で育ってきました
いわばそれが「普通」「常識」なわけですよね
ただ時代も変わってしまいました
銀行に預けたお金はほぼ増えない…大手企業もリストラの危機はある…
こういった状況を受け止めて子供に伝え、教えている親は果たしてどれくらいいるのでしょうか?
そもそも親も経験していないことです
教えたくても教える術がありません 結果、自分たちの頃の正解しか教えられないのです
これは仕方ありません 親世代が悪いのではなく、社会の変化が急すぎるのだと思います
また、親だけでなく学校も同じではないでしょうか
今の時代にあった『お金の話』をきちんと教えるべきだと思っています
お金の学び方
『自由をつかむ』知識マッチョになるブログ! 〜賢くなって好きな生き方をしよう〜
https://liberaluni.com/
上記サイトを運営されている両学長の書籍も拝読しました
正直これはよめぽんが見つけて『気になっているんだよねー』と言っていたので購入したのがきっかけ
(書籍が気になる方は上記サイト内で購入可能です)
もちろんこれ以外にもお金に関わる著書はたくさんありますが、私はこれが手に取りやすく、また内容も理解しやすいものでした
いきなり全部は理解できませんが、地道に学んでいこうと思っています
こういった書籍だけでなく、無料でweb上に情報がある世の中です
お金は卑しいものではなく、人生を豊かにする必須アイテムです
学校でもいつか学ばせる時間が作られたらいいなと思いつつ、まずは自分が学び、それを子どもに伝えます
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