今回の記事は少々重たい内容も含みますが、ご注意ください
うつ病の経験がありますか?
私はあります
きっかけはいろいろあったと思うのですが、たぶんトリガーになったのは、父親の死でした
自分が結婚式を挙げた4か月後、自宅で突然倒れてそのまま亡くなりました
突然すぎて実感がわかなかったのですが、じわじわと精神を蝕んでいたようです
父の死後、2か月くらいして心療内科にいくと『うつ病』と言われました
もっとも、軽度のものらしく、仕事もやめず、治療も定期的な投薬だけで済みました
今では医師のもとへの通院はしていません
ただ、性根がマイナス思考な人間です
亡くなった父は私を
『気が小さくて臆病・周囲を気にしすぎ』
と評していましたが、まさにその通りです 親とはすごいものです
そんなわけで、今でも当時に近い思考に陥ることがあります
それでも私なりの方法で乗り切って今にいたります
この記事を読んで少しでも救われる人がいてくれると幸いです
なお、これからの内容はあくまでも私個人の経験からのものであり、もし本当に困っている場合には必ずしかるべき医療機関に行ってください
うつ の思考パターン
私の場合は 何をしても楽しくなかった という表現が正しいかもしれません
仕事が楽しいなんて思うわけもなく、またプライベートも基本的には面白いと思っていませんでした
楽しかったことも 『自分が楽しんじゃいけないんじゃないか?』
友人と話していても 『自分はこの輪の中にいていいんだろうか?』
趣味をしていても 『こんなことして何になるんだろうか?』
という考えが先行しました
世間では “頑張れ”は禁句!だってもう頑張っているから、追い詰めてしまう
なんて言いますが、当時の私はこう考えていました
『何しても評価されないし、褒められもしないからもう頑張っていない。頑張っても無駄。』
私の場合はよめぽん以外には話していませんでしたので、上司は普通に叱ってきます
今思えばあれが一番きつかったと思います
なんなら書類のチェックのお願いに怖くて行けない時期もありました
なので、ちょっとしたダメ出しも人格否定のように聞こえていました
毎日の会話も常にマイナスな考えが先行していました
今でもときどきそう考えることもありますが、当時ほどではありません
いずれにせよ、精神的にシンドイ時期は自分で世界の受け取り方を制御できないんです
何を言われても何をしても面白くないフィルターを通ります
今の自分から見て自分が何をしてほしかったか考えると
とにかく感情を揺さぶることをしないで
ですかね
すべての感情をネガティブにとらえてしまうので、波風をたたせてほしくなかったように思います
また今思うと、秘匿にするよりも周りに話して理解を得た方が絶対よかったと思います
そうしないと、色々な人が自分に攻撃してきていると思い、ますます人が嫌いになります
消えたい願望
うつになって初めて分かったことがあります
それは「消えてなくなりたい」と考えるようになったことです
こんなことを書くのはいかがなものかと思いますが、私は思ってもできませんでした
消える ってすごく勇気と覚悟が必要です
この世界の一切と関係遮断するわけですよね
それを考えたら急に怖くなり、怖気づいてしまいました
父親の言う『気が小さくて臆病』が良い面にはたらきました
ちょっと話がズレますが、私“ダンガンロンパ”シリーズが大好きなんですね
作品の性質上、ネタバレ厳禁なので詳細は書けませんが、1つ印象的なセリフがあります
強すぎるがゆえに 自ら命を絶つ選択ができてしまった
気になる方はダンガンロンパをプレイしてください
一言一句同じじゃないまでもこんなようなセリフがあったんですね
ゲームをプレイしたのはうつになる前にプレイしたときには何の感情もなかったです
が、立ち直った後に再プレイして読んだ時には妙なガテンがいきました
「自分は弱いから今も生きているんだろうな。これでよかったんだな」と
立ち直れたきっかけはなんだったか?
私の場合は非常に軽度だったと思うので、投薬とカウンセリングだけでした
それでも半年近くお薬のお世話になっていました
改めて薬が効いていたのか考えると、実感がありません
確かに効いていたようにも感じますが、実際のところ不明です
じゃあ何がよかったのか?
はっきり言ってわかりません
もちろんよめぽんの存在は大きかったと思います
また、意図的に体を動かしたり音楽聞いてリラックスしたりとやりました
が、結局のところ
『自分がこの考え方や置かれている環境に時間が経って慣れてきた』
と言うのが答えな気がしています
もし、これを読んでくれている方でうつっぽい場合には
- 自分をあるがまま共感してくれる相手をみつけましょう
- 何をしても楽しくないので、意欲的になろうとせず、ただ気の向くままに生活しましょう
- 他人や自分の人生を期待しすぎるのをやめましょう
- だからと言って孤立するのもやめましょう
これが今だから思う対処法です
また、近くにそれっぽい人がいらっしゃる方は
- 励ましたりなだめたりはせず、あるがまま共感してほしいかも
- 何をしても楽しくないので、積極的な介入は控えてほしいかも
- その人に過剰な期待や希望を持たせるのを控えてほしいかも
- だからと言って孤立させないでください
こんなところでしょうか?
謝辞
最後までお付き合いいただきありがとうございました
正直まだまとまっていない記事ですが、拙いながらも誰かの役に立てればと思います
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